痴漢で任意同行「強制的で違法」 大阪地裁、懲役刑回避

A man accused of molesting a woman on the street was thrown into a police car and dragged off to a station. The judge found the action illegal and refused to issue a prison sentence, and instead imposed a fine.


2011
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Asahi


 痴漢をしたとして大阪府迷惑防止条例違反の罪に問われた30代の男性被告について、大阪地裁の伊藤寛樹裁判官が「府警が強制的にパトカーで連行しており、捜査は違法だった」と指摘し、懲役4カ月の求刑に対して罰金50万円の判決を言い渡したことがわかった。

 弁護人の西園寺泰弁護士によると、被告は昨年8月に商業施設で女性の体を触ったとして、現場近くで八尾署員に任意同行を求められた。被告が「何もしていない」と拒否したところ、署員2人からパトカーに乗せられたという。

 弁護側は公判で「連行は違法な手続きだった」として公訴棄却を請求。これに対し、伊藤裁判官は7月20日の判決で痴漢行為を認定したうえで、パトカーに乗せたことについては「体の自由を奪った」と判断。こうした事情を踏まえて量刑を検討し、懲役刑を回避したという。(平賀拓哉)