Kagayama Ryoji
Man sentenced to death for killing 2 in Osaka
Saturday 28th February 2009
OSAKA
A 59-year-old man was sentenced to death Friday for killing two people in Osaka. Ryoji Kagayama fatally stabbed a Chinese student Han Ying, 24, in July 2000 in an attempt to seize the victim’s bag, and also stabbed to death an office worker Akira Morinaga, 30, last February in a search for money, according to the ruling at the Osaka District Court.
Presiding Judge Masahiro Hosoi said the court found no grounds for handing down a lesser sentence on Kagayama, who took the lives of two blameless young people. The crime was brutal, rehabilitating the defendant would be difficult and the families of the victims sought a harsh penalty, he said. The defense counsel for Kagayama had sought leniency, arguing he did not intended to kill them and that he surrendered himself to police.
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強盗殺人2件:59歳被告、2審も死刑判決 大阪高裁
大阪市北区の商業施設「D・Dハウス」のトイレで08年2月、金を奪うため神戸市東灘区の会社員、森永彰さん(当時30歳)を刺殺するなど強盗殺人2件と強盗殺人未遂の罪に問われたアルバイト、加賀山領治被告(59)に対し、大阪高裁は11日、求刑通り死刑を言い渡した1審・大阪地裁判決(今年2月)を支持し、被告側の控訴を棄却した。
湯川哲嗣裁判長は「犯行の質、動機、結果の重大性を考えると、1審判決が重くて不当とは言えない。遺族の処罰感情も厳しい」と述べた。弁護側によると、加賀山被告は上告する方針という。
1審判決によると、加賀山被告は00年7月、大阪市中央区で中国人留学生の韓頴(ハンイン)さん(当時24歳)から財布入りのバッグを奪い、取り押さえようとした男性会社員をナイフで刺してけがをさせたうえ、追いかけてきた韓さんを刺殺。さらに08年2月には、「D・Dハウス」のトイレで金を奪うため森永さんを刺殺した。
弁護側は1審に続き控訴審でも「いずれの事件も、無我夢中で振るった刃物が当たった。事件当時は正当な判断能力を欠いていた」として殺意を否認。加賀山被告が森永さん刺殺事件の1週間後に出頭した点に触れ、「殺人を申告したことで捜査を容易にした」として減刑を求めていた。湯川裁判長は判決で「いずれの事件にも、未必の殺意が認められる。金品を奪取しており、完全に責任能力はあった」などと弁護側の主張を退けた。
森永さんの父忠彰さん(59)は公判の傍聴を終え、「裁判長が望んでいたことを全部言ってくれた。被告の様子から反省は感じられなかった。刑に服してもらいたい。今日は仏壇に報告したい」と語った。【日野行介】
毎日新聞 2009年11月11日 13時37分